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KakeraBankPress|VOL.8

「カケラバンク」 アーティスト

今回は一年ぶりの作品「バトンタッチ」の全国発売を記念してカケラバンクの二人のインタビューを特集します。

 

─一年ぶりの新作発表おめでとうございます。

─幹也・弘 :ありがとうございます。

─まず今作のCDジャケットで「東京デザイン専門学校」の学生50人とコラボを実現されましたが、50作品の中から優秀賞を決め一緒に作って行く中でどんな事を感じましたか?

─幹也 :前作・前々作「須田誠」さんとジャケットを制作して来たので、今回はカケラバンクと言うものを全く知らなかった学生50人に対して、直接学校に伺い「カケラバンクとはなんぞや」って所から丁寧にプレゼンし、自分達の音楽に対する想いや「バトンタッチ」という曲に込めた気持ちを伝え、そして「バトンタッチ」を生で聞いて貰う事で、自分達も「今のカケラバンク」というものを改めて点検出来ました。

─弘 :俺らの事を知らない人に俺らの説明をする時に、学生と俺らの共通点は何処やろうって事を考えました。俺らが21・22歳の時に凄くネガティブとポジティブを行き来してた経験があるからこそ、ネガティブを無視してポジティブだけが良いって捉えるんじゃなくて、両方を抱えて前を向いて行こうって事は、制作して貰う前のプレゼンテーションで学生達にちゃんと伝えました。

 

 

─そしてアーティスト写真は前二作のジャケットを手がけた「須田誠」さんに初めて依頼されたみたいですね。何か変化はありましたか?

─弘  :須田さんの写真集の子供達の笑顔を見てて、須田さんが俺らを撮ったらどうなるのか凄く興味がありました。

─幹也 :須田さんの持っている「カケラバンク像」が見たくて依頼しました。当日は撮影時間が思った以上に短かったので気持ち良かったです。一日かかるかなぁと思ってたんですが逗子海岸に行って一時間ぐらいで終わりました。

─弘  :アンテナの張り方が須田さんとカケラバンクが似てるからずっと今まで繋がって来たし、俺らの素がどんなんかも熟知して貰ってるから、今回も一瞬で二人の最高のショットが撮れたのかなぁと思います。

─幹也 :大学を卒業して間もない頃は大学時代の友達と遊んでたけど、新しいコミュニティに入ったらやっぱりそこのコミュニティの人達と遊ぶ方が増えて行って、段々昔の仲間と遊ぶ機会が減るって事あると思うんです。それでも連絡を取り合ったりしてずっと繋がっている人達が何人かいる。きっとその人達のように須田さんとは、新しいコミュニティにも他のコミュニティにも、代わりになるような人がいない唯一無二の存在なのかなぁと思います。


─ではプロモーションビデオの話を聞かせてください。「きりえや高木亮」さんと初めて作られたみたいですが、どうでしたか?

─幹也 :スタッフが何回か訪れていた下北沢のショップ「アクチュアルプルーフ」に連れて行って貰い、そこで色んな作品を見せて貰い、一目惚れしたのが高木さんの切り絵でした。その中の「お猿さんシリーズ」の中に「バトンタッチ」をバナナの皮でしているお猿さんの切り絵にビビっと来たのと、後日インターネットのインタビューで「一枚の絵の中に物語性を込めたものが多いんですが、今後はその特徴を残しつつも、連続した形のものを作りたい」とおっしゃってたので、お店の方に是非紹介して貰いたいと伝えました。すると快くお受け頂き数日後直接お会いし色々と意気投合しました。

─弘  :幹也君が「アクチュアルプルーフ」で衝動買いした高木さんの作品五枚を見せて貰った時、俺らの「家族写真」の世界観と高木さんの色合いや風景の郷愁具合が凄いリンクしてるって思いました。

─幹也 :確かに。小学生の時の忘れかけてた切ない思い出を色々思い出した。こうして今回一緒に共同作業が出来た人達とカケラバンクが共通するのは、近いような経験をして同じような気持ちを抱いて来た事だと思います。

 

 

─それでは一月には東京と京都で大ワンマンライブを行うとの事ですが、意気込みをお願いします。

─幹也 :例えば二日連続でライブがあって二日目のライブ中のソロタイムで、弘が昨日と同じフレーズのソロをやったら僕は凄いテンション下がるんです。弘も僕が同じ事をするとテンションが下がるらしいです。だから常に新鮮さを二人共感じていたいと思ってます。そして一年ぶりの大ワンマンライブなので、前回からの一年間で自分達が何を考え何を得て来たかが全て出ると思います。とにかく今感じた事や面白い事をその場でアドリブとしてもジャンジャン入れて行きたいです。当日全曲が新曲だと思って歌えたらいいですね。

─弘  :それからライブ中、音と音の間の無音の部分で皆と過去にタイムスリップしたいです。

─大ワンマンライブのタイトル「先の見えないこの時代で」は何処から出たんですか?

─幹也 :「バトンタッチ」の後半に出て来る歌詞から取りました。それに対しての僕等なりの答えは一月の大ワンマンで直接現場で来てくれた人にしっかり伝えようと思ってます。

─弘  :色んな漠然とした「夢」を叶える為に東京に上京して来ましたが、三年半経った今は「生き方」を確立したいし、それをライブで見せたいですね。

─幹也 :「皆さんこれからも輝き続けましょう」ってMCで言っても、ステージで自分達の表情や言動や唄が輝いていなければ、それは嘘やし絶対伝わらないと思うし、ちゃんと自分達がワンマンまでの数ヶ月間で「輝く生き方」をし、当日精一杯輝いたライブをすれば、言葉にしなくてもそれで十二分に伝わる気がしています。それが出来れば過去最高のライブになると思います。

─当日が益々楽しみになりました。ありがとうございました。


プレゼンテーション当日の風景。選ばれた作品は、ビジュアルデザイン科2年の菅原満理子さんに決定しました。