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KakeraBankPress|VOL.3

「山本英夫 牧師」さん 宗教法人シャロンゴスペルチャーチ

カケラバンク:僕達が今、最も興味を持っている方に取材をするこのコーナー。2回目のゲストは、5月5日に初めてライブをさせて頂く教会の山本英夫牧師さんです。生きる上で大切な「コミュニケーション」について話が広がりました。

 

─幹也:まずこちらの教会が出来たのはいつ頃でしょうか?

─山本さん:最初は池袋東口のビルの一角で30年前に産声を上げました。現在の場所に移ったのは約15年前です。私がここで働き始めたのは、約11年前からです。

─幹也:牧師を始められたのはいつからですか?

─山本さん:東京の狛江で生まれ、学生の頃から牧師を夢見てて、大学を卒業しサラリーマンをしていましたが、脱サラし27歳の時に4年制の神学校に行き試験を受けました。そして鳥取の教会で10年牧師をしました。

─弘:僕も28歳の時に脱サラし音楽のプロを目指したので少し似てますね。

─山本さん:京都から出て来て東京はどうでした?

─幹也:最初の1年間は全ての事にワクワクしながら過ごしてましたが、満員電車や人混み等、体にとってはやっぱり不自然な環境や、朝から深夜までバイトと音楽漬けの影響か、3年が経とうとする去年から体調が崩れましたね。

─山本さん:私も鳥取で生活していた時期もあり、旅行などで通過するなら東京はいい場所ですが、住むとなると、カルチャーショックは大きいでしょうね。

─幹也:個人的に僕は中高プロテスタントの学校に通ってましたが、家に仏壇がありました。日本人にとってキリスト教をどう活用して欲しいと思ってますか?

─山本さん:小学生や中学生が通う教会学校がある所もあるので、そこに行った経験がある事で、将来教会に興味を持ちやすいと思いますが、別世界と思ってる方にはとりあえず、クリスマスなどで教会に入って貰い、触れて心が洗われる感じを知って欲しいですね。

─幹也:教会として結婚式場にされてますが、その反面離婚率が高くなって来てます。僕の両親も離婚しました。その辺りはどうお考えですか?

─山本さん:「愛」は感性の違う者がお互い「理解する」事であり「人生を共に歩もう」と決意出来ない人は結婚しない方がいいかもしれないですね。1番傷付くのは子供ですから。

─幹也:僕は両親が「分かり合えない」離婚という道を選んだ事を幼い頃見て来て、その現実を「分からない」まま成長しました。そして無意識に音楽を始め、何年か続けたある時期に、歌詞を作る作業やライブをする事が研究になり、ずっと消化し切れなかった経験の原因等を見つけようとしているのかもしれないと気付きました。山本さんは牧師をされる前から強い意志があったのか、牧師をされた理由を後々見つけられたのでしょうか?

─山本さん:私は家族の折り合いの悪さを幼い頃見ていたので、聖書の愛を通して何かが変わって欲しいって想いが、目指す前からありました。

─弘:家族同士でもそうなんですが、コミュニケーションは難しいものだと思います。それは牧師をされてても感じられますか?

─山本さん:勿論ありますね。世間でも誤解したままいきなり行動に移してしまう事件が多いですからね。

─弘:こういった時代で教会はどうアプローチされてますか?

─山本さん:携帯電話やパソコン等、面と向かわない物が溢れてる中で、聖書を通して少しでも心の余裕を持って頂きたいですね。

─弘:メール僕苦手なんです。

─山本さん:いいですね(笑) 当たり前ですが昔は携帯電話は無かったので、1対1で面と向かって直接イエス様は語られてました。今で言うカウンセリングですよね。

─弘:表情とか嘘がメールより分かりますからね。


2人は真剣に山本牧師の話を聞いていた。

─幹也:話は変わりますが、音楽のフェスティバルで何万人が一体になって動いていたりする若者をどう思いますか?

─山本さん:人々は日常のはけ口や非日常で夢中になれるモノがどの時代でも必要なんでしょうね。

─幹也:日常でもそういった事を生み出す事はできないんですかね?

─山本さん:現実には仕事やお金の苦しみなどの問題がたくさんありますからね。

─弘:そういった悩んでいる方に対して教会でアプローチされていることはありますか?

─山本さん:その部分では難しい面もあると思います。病気に関しては医学で助けられるべき問題ですし、教会では全ての問題は解決できないとは思います。

─弘:夜寝る前「このままでいいんかな?」って漠然とした不安は、弁護士やお医者さんに相談しても解決するモノじゃないかもしれないですもんね。

─幹也:不安を解決するのは支えてくれる神様や誰か身近な大切な方の存在ですもんね。でも地域社会や家族像が崩壊して、一人っ子や喧嘩の仕方が分からない人が多くて、いきなり刺したりするのかもしれないですね。

─弘:大家族から核家族になって今や核家族さえも解体された時代で、理想の家族像とはどんなんでしょう。

─山本さん:コミュニケーションが常に取れてる家族でしょうね。

─幹也:喧嘩はコミュニケーションじゃないですよね。相手の気持ちを分かろうと話すのがコミュニケーションで、喧嘩は自分の意見を主張するだけですもんね。ライブでも殆ど自分達の事を知らないアウェイの時、伝えようと意地になって「やっぱり伝わらないわ」って諦めて、適当に奏でてしまった経験がありました。

─山本さん:どんな場所でも「待ってる方」がいらっしゃると信じる事が大事ですよね。

─弘:アウェイでは傷ついたりしました。でもそれに立ち向かってコミュニケーションを取り続けることでしか「絆」は生まれないですからね。

─幹也:「傷」から「絆」が生まれる?いい事言うたね(笑)。

─弘:幹也君にこれから傷つく事を言われても、ちゃんとした「絆」を生み出す為に、言い合う事は大事やなと思えました(笑)。ありがとうございました。


和やかな雰囲気の中、幹也・弘が山本牧師に熱く質問を投げかけていた。

ひとつひとつの質問に、優しく、丁寧に答えていただいた山本牧師。

宗教法人シャロンゴスペルチャーチ

東京・池袋のプロテスタント単立のキリスト教会。

場所:〒171-0021 東京都豊島区西池袋5-2-1
(池袋駅地下通路C3出口すぐ)

設立:1985年

主幹牧師:本多定雄

牧師:山本英夫・堀満

日本語礼拝:日曜日18:00~2階チャペルにて

英語礼拝:日曜日18:00~5階にて

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