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KakeraBankPress|VOL.20

「玉城ちはる」 アーティスト

カケラバンク : 僕達が今、最も興味を持っている方に取材をするこのコーナー。今回のゲストは、「玉城ちはる」さんです。話は「再会の理由」に辿り着きました。

 

─幹也 : 今回は初めて公開収録という事でいつも喫茶店で話してるから、こんなに沢山の方の前だと緊張しますね。

─弘 : 喫茶店って(笑)。

─玉城さん : カフェって言わんのじゃ(笑)。

─弘 : まぁいつもは最初に対談相手とのお互いの共通点から探ってお話しするんですが。

─幹也 : もうちはるちゃんと出会って1年半も経つね。「Each feelings」という平和のイベントにゲストで呼んで貰ってからの繋がり。あの時初めて会う前にHPを見たんです。そしたらピンクのイラストのトップページやヘッドフォンをしているアーティスト写真を見て凄く若い人なんだなぁって思ってて・・・。

─玉城さん : なんだろなんだろ!?

─幹也 : いやいや!そういう意味じゃなく(笑)、ポップで現代的なサイトやったけど、当日リハーサルで初めて唄を聞いた時に手話を交えた情熱的な人やったから、印象がガラっと変わった。打ち上げでもっと変わったけどね!裸足で駆け巡ってた姿とか。

─玉城さん : 飲むと脱ぎたくなるんよね。

─幹也 : 靴だけで我慢したんやね。

─玉城さん : そうあの時は靴を脱ぐだけで我慢しました(笑)。

─幹也 : そこから2回目の再会まで5カ月程開いて、ちはるちゃんから連絡を貰って3人でマクドに行ったんです。

─弘 : そうそこで幹也君とちはるちゃんが仲たがいしたんですよ。

─幹也 : あぁした。次の「Each feelings」の通年ゲストとして僕等を指名してくれたんです。

─弘 : そう。だからこそお互いの「平和論」を2回目なのにぶつけた。

─玉城さん : グイグイ質問攻めされて私には珍しく押し黙ったりしたけど、今となっては凄く良かったなって思う。私って感情で物事を考える人だから、理論的に2人が「平和って?」って聞いてくれた時に「世界を平和にしたい」というヌルっとした答えしかなかった。私あの時誤魔化したんだと思う。

─弘 : 幹也君があの時「世界平和より身近な人を大事にしたい」って言ってて、ちはるちゃんとは平和に対しての考え方が違った。

─玉城さん : 結局「玉城ちはるは何がしたいの」って2人は思ったかもしれんけど、私は2人が白熱しすぎて余り話せずずっと黙ってた。「カケラバンクの喧嘩に付き合わされて二度と会いたくない」って思った。

─弘 : あっそう(笑)。だけどそこで終わらず又数ヵ月後連絡くれて、居酒屋と焼き鳥屋さんに行った。んで今度は幹也君を説教して黙らしたやん。

─幹也 : そうやった(笑)。そしてその時期、俺が曲出来ないスランプ状態になってて、相談したらちはるちゃんが「じゃあ私が作る」って言い出して「なんじゃこれ!?」って思った。えっなにその「作れないなら私が作るって斬新なアイデア」って(笑)。

─弘 : ベロベロのちはるちゃんが「幹也さんが出来ないならお前が曲作れや」って俺に言って「わしも歌詞書くけ」って言ってた(笑)。

─幹也 : それで出来たのが「おやすみ」って曲でした。

─会場 : (爆笑)


─玉城さん : なんかあんな良い曲やのにきっかけが・・・(笑)。

─弘 : でも思ったのは、2回目に会った時お互いが言ってた意見が3回目の時に変わってて、お互い歩み寄ってたのを見て、震災後ってのもあったけど、人って変わるんやなぁって思った。変わるけど今ある幸せをちゃんと伝えようって想いを歌詞にした。

─幹也 : 先日このトークのリハーサルをした時に、なんでここまでこの3人が繋がってるんやろうって話した時に答えが出なかった。曲っていつ頃作ったっけ?俺らのイベント「暗闇トリップ」で初めて「おやすみ」披露したっけ?とか時間軸の記憶があやふやで曖昧。そして「私はあの時嫌いでした」って告白をちはるちゃん以外からもたまに言われるけど、それ言われるって凄く幸せな事やなぁって思う。お互い嫌いなまま終わる関係って一杯あるのに。きっと「嫌い」っていうのは、素通りするんじゃなくて心に何かしらの感情が残ってる状態なんやと思う。

─玉城さん : 2人にとっては自然やと思うけど、「なんでなん?なんでなん?」って凄く言ってくるの弘君って。2人で詞を書く時も。弘君とバイバイした後凄く「はぁ~」ってため息吐いた。脳が疲弊した。

─弘 : まじで!?初めて聞いた!

─玉城さん : 弘君が鏡を持って私を見せてくる感じ。今も7人の留学生と生活していて今まで30人の留学生と過ごして来た中で平和について考えてたはずなのに、どうしたいのって聞かれた時に答えられなかった。それが悔しくて2人を「いやっ」て思ってた。でも今誰に聞かれてもちゃんと答えられる。「今楽しいのが平和です」って。イベントをしているゴールは分からないけど、家にいる留学生の息子を看病して思ったのが、今目の前に居る人しか助けられないし、それをもっと自信を持って言えば良かったんだなって思った。何かカッコイイ事をいつも言わなくちゃいけないと思ってた。

─弘 : 歌詞でもカッコイイ言葉を選ぶ人が多いなって思う。思ってる事をちゃんと伝えようって「おやすみ」作る時ちはるちゃんと2人で言ってた。「おやすみなさい又明日」って幸せな言葉やなぁって思ったし、それを言い合える幸せをちゃんと伝えようって。

─玉城さん : 高尚な格言でも名言でもないけど皆がいつも言う、安心する「おやすみなさい」っていうただの挨拶を歌詞にした事で又一つ曲作りが楽になった。

─幹也 : 俺もあの頃は視覚ばっか頼ってたけど2人が感覚を大切にする歌詞を書いて来た事で、最初は分からんかったけど女性的な感受性が目覚めたきっかけになった。お互い補間し合えたんやね。

─弘 : 幹也君のサポートを始めた時に「あっ俺は上手く行きそう」って思った。「より手伝える」って思った。ちはるちゃんにも思った。幹也君がちはるちゃんに思ってるように。

─玉城さん : 2人が解散話を持ち出す度に説得して、「あっ私は2人をなだめられる」って思った。

─幹也 : 出会った意味が最初は分からないけど、その意味が数ヵ月後数年後に分かったり「嫌って気持ち」もなくなるって信じられるから、再会や関係が生まれるんでしょうね。今後共宜しく御願いします。今日はありがとうございました。

玉城ちはる

 

映画音楽の制作、CMへの楽曲提供をはじめ、ナレーション、ドラマ・GAME音楽を手がける等、多方面で活躍。2012年春には、自身初となる「エッセイ集~風になれば~」を発売。同年5月には、伊藤銀次、杉 真理、村田和人といった豪華メンバーも加わり、広くポップス・ファンにアピールできる自信作 最新アルバム「ひだまり」をリリースし話題となる。また、自身に出来る平和活動・社会貢献と言う事で、アジア地域の留学生支援活動として「ホストマザー」を行っている。その模様がNHKなどで取り上げられ、地方自治体での講演・大学でのセミナーの講師も務めている。現在、JICAなど推進「なんとかしなきゃ!プロジェクト」著名人100人のメンバーとして活動中。

 

■オフィシャルホームページ

 http://tamakichiharu.com/