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KakeraBankPress|VOL.16

「遊吟」 ミュージシャン

カケラバンク:僕達が今、最も興味を持っている方に取材をするこのコーナー。今回のゲストは、9月まで同じ事務所に所属していた「遊吟」です。話は「夢とは何か」に辿り着きました。

 

 

─幹也 : 同じ事務所に俺らは4年半所属してたんやけど、遊吟は?

─伸治 : 島根から出て来てすぐ所属したので7年ですね。

─幹也 : 7年かぁ。最初は路上をしてたんやんね?

─伸治 : はいバイトしながら路上ライブやってました。

─幹也 : 「あいのり」の主題歌が決まったのが?

─卓 : 2007年10月からテレビで流れて2008年にデビューしました。

─幹也 : 事務所主催のオーディションを2007年夏に受けてて、その楽屋に「遊吟」のポスターを見て初めて二人を知ったんよ。

─伸治 : えっどんなんでした?

─幹也 : 芝生に2人が座ってイヤホンで音楽聞いてたやつ。

─伸治 : あぁ懐かしい~(笑)。

─弘 : 島根でも路上はしてたん?

─伸治 : してましたね。でも長渕・尾崎系の弾き語りの方がいましたが、2人組はそんなに居なかったですね。少しずつ全国的には増えて行きましたが。

─幹也 : 「ゆず」ブームやったもんね。

─弘 : 幹也君はその時期一人で弾き語りしてたから、隣で2人組が30人程の前で歌ってたのを横目で見ながら悔しがってたんやろ?

─幹也 : うん。ファン一人も居ない状態でいつも歌ってたからね(笑)。

─弘 : 俺は社会人しながら土日だけ路上で2人組でタンバリンやってたから、趣味的な感じやったなぁ。

─伸治 : タンバリン!?まじっすか?それ見たぁい。

─幹也 : このヒゲ面ではもう出来へんやろう(笑)。

─弘 : そやね一時はジャケット着てたから爽やかやったしね。そう言えばお互い「ゆず」に影響されて音楽始めたんやけど、アコースティックブームが去った今どんな想い?

─卓 : 兄弟二人やけんブームが去っても、メンバーを入れようとか発想は無かったです。

─伸治 : 時代に合った音楽をやろうって気持ちは全然無いですね。

─弘 : そう言えばコピーしてた時からオリジナルを作ろうってなった時何か話し合った?

─伸治 : 地元では殆ど何も考えずに「肉が食べたい~」って歌を作ってたぐらいメッセージ性は無かったけど、東京に来てから情報量が凄くて色々考えまくりました。

─幹也 : 俺らも東京来て事務所入ってスタッフが出来て本格的に音楽と向き合うようになったなぁ。東京生活で一番しんどかった事は?

─伸治 : 路上しかしてなかったから、業界用語や業界の流れを全く知らなかったし周りと会話が出来なかった。そして「やってる」から「やらされてる」に変わって行き、段々ストレスになって来ました。

─幹也 : 俺らもこっち来て「夢」がなくなった事でストレスが大きくなった。メジャーデビューしたって、ラジオやテレビに出たからって音楽だけで生活出来てる人が中々居ないって話を色んな方から聞いて、自分達だけの夢を見つけななぁって焦った。でも簡単には見つからず周りと同じ、デビューとメディア出演を目標として、一つずつ実現させて行った。そしてバイトを辞めれない生活を経験し「やっぱりそうかぁ」ってなり、ずっと「どうしよう~」ってモンモンと数年悩んでた。

─弘 : 「音楽」自体にも夢が無くなったのかな。ミュージシャン志望の10代が減ってる気がする。一攫千金的な職業でも無くなったし、そういう人は今は漫才師になるんかもね。だから今のミュージシャンは「バブリーな夢」じゃなく、時代に合った「自分の夢」を提示しなアカン。


─幹也 : 今だけじゃないやろそれは。昔から会社も国にも、最初に目的はあったし、それが無い所には人は魅力を感じないような気はする。

─弘 : 20年前はそこまで目的や衝動がなくても、何十万枚何百万枚に手が届いてたからさ。「メジャーデビューしたい」や「武道館でライブしたい」っていうのは「徳川埋蔵金」と同じぐらい分かり易かった。だから共感し賛同し余裕があった人達が集まって来たんやと思う。今は「ミュージシャンの夢」が不透明になってる。 

─幹也 : 「夢」じゃない何かに魅力を感じて貰えるとしたら、何やろうな。

─伸治 : 「夢」に変わるもの・・・。人徳というか「その人が好き」って思って貰う「人格」を見せる事かな。

─卓 : 「夢」って「中身」だと思います。テレビじゃミュージシャンの内面を見せる番組も殆どないですし。

─幹也 : 「夢」ってそもそも何やろうな。 

─弘 : 寝てる時見る「夢」から派生して高度経済成長期に、大きな目標が「夢」って言い換えられた。だから「現実」離れした凄い事?

─幹也 : って事は人数の問題?1万人が感動するような事は「夢」やけど、一人の人生が変わるぐらいの事をやりたいって言っても「夢」って言わないって事なんかな。

─弘 : でも10000匹のゴキブリを飼いたいっていうのは「夢」とは言わない気がする。周りの多くの人が迷惑だと思い、憧れを感じないし「すごい」ってならないから。

─幹也 : そうか。50年前に子どもが「相撲取りになりたい!」って「夢」を語ったら相撲取りがスターだった時代やから「お前よく言った!」って誉められたんやろうな。

─弘 : 「サラリーマンになりたい」は「夢」じゃないから、難しい事であり多くの人にとって魅力的な事であり、かつその人がメッチャやりたい事かな。2人の「難しいけどやりたい事は?」

─卓 : 島根のアーティストと東京の架け橋になりたい。

─伸治 : 沖縄にブランドがあるように、島根にも良いアーティストがいるから「島根ブランド」を作りたい。今は「水辺の芸術祭」っていうイベントを市の方とやってます。2人は?

─幹也 : 今実現させたけど、フリーなる事も難しいけどやりたかった事の一つやった。それと「楽しい事」ってのも夢に含まれてるかも。だから今回誰もやったって聞いた事ない「路上レコーディング」や「玉手箱」型のCDを作った。知ってる事って面白くないしテンションが上がらないし、自分達の今までの経験を活かして感じたモノを、作品なりイベントなりで表現して行く事が「夢」かな。それは100万人が同時に感動しないかもしれないけど、数百人の人生に影響を少しでも与えられて、なおかつその人達の人生に寄り添えたら素敵やって思ってる。卓君の言葉にもあったように「夢」っていう言葉はもう、その人の「経験が伴った中身があるモノ」っていう意味に変わって来たんやろうね。その人の「オリジナリティなワクワク」なんかもしれん。お互いこれからドンドン個性的な「夢」を見ては実現して行こうね。今日はありがとう。

遊吟(ゆうぎん)

 

卓(Vo,Gt,ハーモニカ,タンバリン,カズー)

1986年12月6日生 B型 趣味はショッピング

 

伸治(Vo,Gt)

1982年6月2日生 O型 趣味はドライブと昼寝

 

15歳の頃、家の押入れにあった父のギターを弾き、音楽に慣れ親しんだ「しんじ」と11歳よりギターを弾き、当時小学6年生だった「すぐる」で結成。2005年より島根県を中心に本格的に活動を始め、ライブハウス、インストア、お祭等のイベントなどで活躍。地元島根で行なっているイベントでは常時300もの人が足を運んでおり、島根県内において、半年でCD5,000枚を完売させるという快挙を成し遂げました。2007年春より活動の幅を広げるべく東京へ上京。上京約半年で「O-WEST」ワンマンライブを大成功におさめ、4/11発売の『あの日の2人のように』は山陰地方インディーズチャート1位に輝きました。そして、2008年1月9日全国フジテレビ系列「あいのり」主題歌「Fate」でデビュー。その後、3枚のシングル、3枚のアルバム・ミニアルバムをリリース。昨年の4thシングルでは、PVに読者モデルを起用した卒業ソングで話題となった。

 

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